仁短60年のあゆみHistory

仁愛女子短期大学は女性の大学等への
進学意欲が高まりつつあった1965年に、
福井県内唯一の女子の高等教育機関として
誕生しました。

1960

1965年

仁愛女子短期大学 開学。

女性の大学等への進学意欲が高まりつつあった1965年、当時の福井県吉田郡森田町(現・福井市天池町)を挙げての協力のもと、家政科(現・生活科学学科)一学科で仁愛女子短期大学は開学しました。

開学当初の校舎外観

第1回卒業式

1966年~

社会のニーズに応える学科を
開設。

当時、北陸三県で唯一、福井県だけ保育者養成機関がなく、県内の関係団体からの強い要望を受け、1966年に保育科(現・幼児教育学科)を開設しました。同年、保育科の学生の実習や研究に資する機関として、附属幼稚園をキャンパス内に開園。その後、1972年には音楽学科を、1982年には国文学科を開設するなど、社会を支える人材育成に取り組んできました。

保育科1期生の附属幼稚園での実習

1982年~

武生市(現・越前市)に
新たなキャンパスを開設。
福井と武生の2キャンパス体制に。

武生市からの強い要望を受け、1982年に武生キャンパスを開設しました。武生キャンパスには、家政学科(現・生活科学学科)が福井キャンパスから移転し、当時ニーズが高まりつつあった情報化、国際化に対応した教育活動を展開しました。

情報化に対応した最新の学習環境を整備

2000

2001年~

仁愛大学の開学に伴い、
キャンパスを福井に統合。

2001年、越前市の支援と福井県の協力を得て、仁愛大学が武生キャンパスの地に開学しました。仁愛大学の開学に伴い、短期大学の学科再編と生活科学学科の福井キャンパス移転を行い、新たなスタートを切りました。

生活科学学科の移転に伴い
福井キャンパスに新館建設(2001年)

2015年~

開学50周年を機にさらに
アップデート。

施設設備の充実

開学50周年を迎え、2015年から3か年計画のキャンパスリニューアル事業を行い、新館の建設、ラーニングコモンズの設置など、最新の学習環境が整いました。また、2017年には附属幼稚園の新園舎が完成、2022年には仁愛保育園が短期大学のキャンパス内に移転され、幼児教育学科の学生にとっては、これまで以上に子どもと触れ合いながら学ぶことができる環境になりました。

キャンパスリニューアル事業により新館建設(2016年)

附属幼稚園と
連携した授業

ラーニングコモンズ

地域連携の推進

開学以来、地域と連携した教育研究活動を展開し、地域社会に貢献する短期大学としての役割を果たしてまいりました。2010年には短期大学の地元である森田地区と「森田地区まちづくり協議会と仁愛女子短期大学との連携に関する協定書」、2015年には福井市と、2018年には永平寺町と「包括的な連携協定」を締結し、行政や団体・民間企業と連携した活動を推進しています。

永平寺町との包括的連携に関する協定締結(2018年)

福井の保育の拠点

2018年の文部科学省私立大学研究ブランディング事業に本学の「保育者育成のためのキャリア・ルーブリックの開発~シームレスな高校・短大・保育現場の繋がりを目指して~」が採択されました。全国の大学・短大157校の申請中、採択は20校のみで、短期大学での採択校は全国で唯一、本学だけでした。
この事業の取組みの一つとして開始した高校生対象の「保育現場体験ツアー」は、毎年多くの高校生が参加しており、将来の福井の保育を支える人材となるためのきっかけとなっています。

高校生対象の保育現場体験ツアーの開催

学科・コースの整備

ICTやAIの進化に対応した人材育成を目指して、2021年に生活科学学科生活情報専攻と生活デザイン専攻を統合して、「生活情報デザイン専攻」を設置しました。生活情報デザイン専攻には3コースを設けて、実際の地域の課題をテーマにデザイン思考を用いて解決策を考える実践的な学習に取り組んでいます。 幼児教育学科においても、2025年度から3コース制が始まりました。

2025年度仁愛女子短期大学学科構成

  • 生活科学学科 生活情報デザイン専攻
    (地域ビジネス実践コース/オフィス実務コース/デジタル表現コース)
  • 幼児教育学科 (こども探究コース/表現コース/心理コース)

生活科学学科 生活情報デザイン専攻
(地域ビジネス実践コース/オフィス実務コース/
デジタル表現コース)

幼児教育学科(こども探究コース/表現コース/心理コース)

2025

2025年~

開学60周年を迎え
新たなステージへ。

これからの仁愛女子短期大学のあるべき姿について教職員が意見を出し合い、
キャッチフレーズ「ひらく、ここから。」を策定しました。
仁愛女子短期大学はこれからも地域のニーズに応える大学として、歩み続けます。